第13話 FXのリスクまとめ
ハイリスクハイリターンという言葉は投資の世界に限らず日常でも良く使われます。
金融商品の場合の『リスク』とは多くの場合、元本(投資したお金)保障がされない場合によく出てきますね。
ここではFXの場合のリスクを見てみましょう。
為替変動リスク
FXは為替レートの変動を利用して利益を出す取引でしたね。
『安く買って高く売る』が理想ですが毎回予想通り為替レートが動くとは限りません。
予想とは逆に為替レートが値動きした場合、損を出すリスクがあります。
金利変動リスク
FXにはスワップポイントという仕組みがあります。
※「第11話 スワップとは?」を参照してください。
流動性リスク
メジャー通貨は比較的安全性が高いですが、マイナー通貨は市場が小さく、取引量の少ない通貨の場合、売買が成立しない可能性があります。
システムトラブルのリスク
FX会社の注文システムやサーバーにトラブルが発生し取引が出来なくなるなどの場合。
トラブルの間、取引ができない可能性があります。
カントリーリスク
戦争、政治、天災などによりその国の通貨が大きく下落するリスク。
メジャーでない通貨、特に政情不安のある国の通貨を取引する場合には注意が必要です。
取引業者のリスク

でも、先生?怪しくなぁい?売買手数料も取らないんじゃFX会社って何で利益出してるのさ?実は詐欺みたいにお金を預けて『ドロン!』なんてないの?

太郎君、だんだん疑り深くなってきたわね。確かに昔、FXという言葉がまだ日本でなじみの無かった時期には法律が整備されていなくて、証拠金に手を着ける悪徳業者がいた次期もあったのだけどね。
今は法の整備も進んで、FX業者は登録制となり、金融庁の監督下に置かれるようになったの。
以前に比べればそういったリスクは各段に減ったわ。
また信託保全といってFX会社の証拠金は信託銀行に預けられているの。
もし、FX会社が倒産しても証拠金はFX会社の固有資産とは別れているから、昔と違い安全性は向上しているわ
登録されている安心できる会社を利用すれば信頼性は高いわ!
せっかくだから、登録されている安全性と信頼性の高い会社を上げておくわね